・委託給食会社の仕事ってどんな感じなのかな?
・どういうことを学べるんだろう?
・仕事はハードなのかな?
この記事では、このような疑問にお答えします。
本記事では「私が、新卒から3年間務めた委託給食会社での仕事内容などについて」お話ししたいと思います。
皆さんが就職する際の判断材料として、少しでもお役に立てたら嬉しいです♪
※3年間で経験した現場数は「4現場」
委託給食会社│1つ目の現場「療養型病院」
1つ目の現場は、100床の療養型病院でした。
仕事内容
- 盛り付け
- 入れ込み
- 検品
- 配膳
- 下膳
- 洗浄
- 台車セット
療養型ということで、患者様の入れ替わりが少なかったため、食事形態や禁食などは覚えやすく、初めての仕事としてはやりやすい環境でした。
盛り付け
盛り付けは言葉の通り、患者様のお食事を1人分ずつ個別に盛り付ける作業になります。
患者様はご年配の方も多くいらっしゃったので、食べやすい大きさに調整できるよう、食事の形(食事形態)は「形、一口大、粗刻み、キザミ、極キザミ、ミキサー食」と6段階用意されていました。
また、病気対応の食事(糖尿病食、腎臓病食等)や、アレルギーで食べられない方のために用意された禁食対応の食事など、1つのおかずを盛り付けるのに、7,8種類盛り付けなければいけませんでした。
初めのころは配分が分からず、「最後のほうが足りなくなり少しずつ回収する」「余り過ぎたので少しずつ足していく」など、先輩の1.5倍以上の時間がかかりました
配膳時間が決まっているため、盛り付けに時間がかかってしまうと他の作業が押してしまうので、先輩管理栄養士さんからはよく「時間見て早く盛り付けて!」と声を掛けられ、
慌てて盛り付けると今度は、盛り付け方が汚くなったり、お皿のふちを拭かないといけなかったり…
とにかく盛り付け作業はスピード感と丁寧さを求められ、初めの頃は一番プレッシャーを感じる作業でした。
入れ込み
次に、温冷配膳車にセットされているトレーに、盛り付け終わったおかずを入れ込んでいきます。
患者様がどのようなお食事を召し上がっているのか?
例えば、「ごはん、形」、「全粥・小盛り、極キザミ」など書かれている食札がトレーごとに乗っているので、それを見ながら間違えがないように入れ込んでいきます。
検品
全てのおかずの入れ込みが完了したら、最後に
- 食事形態に間違えはないか?
- アレルギーのある方に、アレルギー食材の入った食事はついていないか?
- おかずはちゃんと全部ついているか?
など、確認をしていきます。
確認をしてもたまに見落としがあり(見落としてはいけませんが(;^ω^))、看護師さんからの内線が鳴ることも…
配膳・下膳
検品が終わったら、各病棟へ配膳。
食べ終わったら、回収する下膳作業を行います。
洗浄
下膳してきたお皿は、洗って乾燥させます。
残飯の残ったお皿もあるので、
「残飯を取り除く作業をする人」と「空になったお皿を洗浄機にかけて片付ける人」に分かれます。
慣れるまでは、テンポを乱さないように相手を見ながら行うのが大変でした
台車セット
下膳した配膳車は
- 厨房から出たあと、どんな方が触れているか分からない
- 残飯が飛び散っている可能性がある
ので、きれいに拭いて、消毒をしてからトレーをセットしていきます。
トレーセットと同時に、患者様お一人お一人の食事の情報が書かれた食札をセットして、次の食事の入れ込み作業がすぐにできるようにします
委託給食会社│大変だった点
1つ1つの作業を覚えていき、時間通りこなすことも初めのうちは大変でしたが、一番自分の中で大変だったのは、勤務時間が毎日違う点でした。
- 早番:4時~
- 遅番:20時半まで
だったため、「遅番→早番」のシフトが繰り返されたときに睡眠時間が取れず、毎日寝不足に(>_<)
寝る時間が一定ではなかったので、睡眠が浅くなり、常に疲れた状態だったため食欲もなくなりました。
そのため、体重が1ヶ月で5kg近く減…
慣れてきたら、一瞬で戻りました(笑)
委託給食会社│得られたこと
そんな過酷な中でも、得られた(成長できた)こともありました。
- 社会人としての責任感
- 作業するスピード
- 判断力
昼間の時間帯は「先輩やパートさんもいて、自分は指示に従ってやればいいから少し気持ち的に楽だな~」と、まだまだ学生のバイト感が残っていました(*_*;
しかし早番は、一人で全て行わないといけなく、配膳時間に間に合わせなければいけなかったので、作業スピードが速くなり、責任感も出てきました。
他にも、突然のトラブルに対応する力(判断力)も多少ですが身に付けることができました
委託給食会社│突然の異動
そして入社して3ヶ月が過ぎ、仕事に慣れてきた頃。
エリアマネージャーから突然の「異動命令」がありました。
理由を聞くと「退職者が出て急遽、人が必要になった」そう。
面接のときに、「色々な現場を経験できるように、数年に1度くらい異動がある」ことは聞いていたけど早すぎる!!と正直思いました
ただ断る理由もないので、言われてから2週間後には、引越しをしました。
続き(2つ目の現場での仕事について)は、以下の記事からご覧ください。
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